連合千葉

２００５春季生活闘争の取り組み（その３）について

　２００５春季生活闘争は、多くの産別が２月中に要求書を提出し具体的な交渉がスタートします。ついては、今春闘における基本方針に則り取り組みの推進を要請する。

『記』

１．企業内最低賃金協定の締結について
　連合千葉春闘方針に従い、それぞれの組織実態を踏まえ、連合の要求指標または連合千葉・地域ミニマムを目標に、単組毎の「企業内最低賃金協定の締結」が出来るよう取り組みを推進し、地域における賃金水準の底上げをはかる。

１）連合の要求指標

(1)	賃金カーブ維持分の算定が困難な中小・地場組合は、基本給＋5,700円の確保を目指す　　「内訳：賃金カーブ維持分（5,200円）＋格差是正分（500円）」

(2)	連合の最低到達目標（これ以下を無くす目標水準）　　18歳初任給：月額146,000円以上　　35歳所定内賃金：月額230,000円以上 ※連合登録の中小組合で中途採用を含め実在する賃金水準の中位から設定。厚生労働省「03年賃金構造基本統計調査」より推計した10～99人規模の高卒男女勤続5年程度の所定内賃金に匹敵する水準。

(3)	連合の標準到達目標（めざすべき目標水準）　　18歳初任給：月額160,000円以上　　30歳勤続12年：月額265,000円以上　　35歳勤続17年：月額306,000円以上　　※主要組合の生産技能職における平均所定内賃金水準から設定

(4)	パート労働者の最低到達目標：時間額790円以上「千葉県最賃額（時間額：678円）」

２）連合千葉・地域ミニマム

【連合千葉・０５年地域ミニマム基準額】

３）最低賃金協定

(1)	各組合は、全従業員対象の「企業内最低賃金協定（時間額790円以上）」と「１８歳年齢別最低賃金協定（月額146,000円以上）」の締結をめざす事を要請する。
(2)	最賃法１６条４に基づく「平成１７年新産業別最低賃金改正申し出の意向表明」を行う。

２．地域中小共闘センターの設置について
　連合千葉春闘方針に則り、本提案をもって「地域中小共闘センター」を立ち上げる。

１）

目的：中小・地場組合の賃上げ相場の形成と波及を目指す

２）

構成：連合千葉事務局・中小労働対策委員会および以下の参加組合をもって構成する。

３）

具体的運営
　別紙「地域中小共闘センター情報収集用紙」を用い、情報収集および業種毎集計データーの発信、各種集会への情報提供などを通じ、目的達成を目指す。

３．当面の本部関連行動予定