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第18回連合千葉地方委員会挨拶
2008.10.24
連合千葉 会長 黒河 悟
連合千葉 会長 黒河 悟 第18回連合千葉地方委員会の開催にあたりご挨拶を申し上げます。
 この1年、社会・経済状況は大きな変動に見舞われました。年末までは景気の拡大が続きましたが、年明け早々株価が急落、経済の不透明感が拡大、その後は食料品・ガソリンの値上げが勤労者の生活を直撃しました。そして、9月以降世界は金融危機に晒され、日本も株価暴落・円高に直面し、労働環境も厳しくなることが危惧されています。
 一方、政治状況も大きく変化しました。昨年夏の参議院選挙での与野党逆転は、与党の強行採決に歯止めをかけ、また民主党との政策の合意無しでは政権は行き詰まってしまうことを国民に明らかにし、その結果1年の間にふたりの首相が政権を放り出しました。
 連合千葉は、この1年間、@非正規労働者や中小零細企業で働く労働者への支援A社会の不条理に対抗、B「顔の見える、地域で信頼される運動」という3つを運動の力点とし、取り組みの中心課題を格差問題に置き、1年を通して取り組みを進めました。
 それは、今日勤労者の約1900万人にも達する派遣やパートなど非正規労働者を生み出し、そこからワーキングプア・貧困という今日的課題と国民の「安心・安全」を各所で脅かす社会全般の劣化という看過できない問題を噴出させてきたからに他なりません。
 この間の連合の中央・地方での取り組みにより、最低賃金の改善や労働者派遣法の改正が動き出しました。最低賃金については、千葉では昨年19円、今年は17円の引き上げが実現し、労働者派遣法についてもこの9月に労働政策審議会が改正案をとりまとめました。しかし、まだ不十分であり引き続きの取り組みが必要です。
 連合の目標は、引き続き「安心・安全」、「公平・公正」な社会を作ることです。そして、この目標実現の前に立ちふさがっているのが格差問題であり、それに伴う「社会全般の劣化」という現実に他なりません。その解決に向け、今後1年間も全力で取り組みますが、その実現には、市場原理主義・市場万能主義に基づく政策の転換が図られねばなりませんし、政策転換するには政治の転換が必要です。解散総選挙は間近に迫っています。
 何としても次期総選挙を勝ち抜いて、政権交代を実現しなくてはなりません。ボロボロになってしまった年金制度、崩壊しつつある地域医療、進む格差と貧困、一向に減らない自殺者、などどれもが待ったなしの課題あり、国民生活のセーフティネットを回復することは急務です。また、政権交代こそが最大の景気対策です。
 勤労者が、そしてそれを代表する連合が本気になって挑まなくてはなりません。今度の総選挙は与党もこれまで以上に必死であります。まさに、本気さの勝負です。本年度最大の課題として全力で頑張り合いたいと思います。
 本年度は、千葉県知事選挙と政令市千葉市長選挙もあり、また組織拡大や地域協議会改革など重要な課題あり、この1年間それぞれ精一杯取り組みますが、来年連合千葉は結成20周年を迎えます。結成以来の連合千葉の運動を検証し、社会の要請に応えうる今後の運動の在り方や課題を皆さんと検討して参りたいということを付け加え挨拶とします。


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