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連合千葉 2009年新春の集い挨拶
連合千葉会長 黒河 悟

黒河会長 新年明けましておめでとうございます。2009新春の集いに際し、連合千葉を代表しご挨拶申し上げます。
アメリカ発世界同時金融危機は今日実体経済にも大きな影響を与えています。
 日本に於いても株価の暴落と円高による企業収益の悪化、生産縮小による雇用状況の悪化が一挙に進もうとしています。厚労省の12月の調査予測では本年の3月までに8万5千人の派遣労働者等が職を失うとしていますが、連合の調査ではすでに多くの企業で時間外の縮減や非稼働労働日の設定などの雇用対策を講じてきており、また在庫を多く抱え、生産縮小を余儀なくされている県内企業の実態を聞くにつけ、この年明けから雇用状況は正規・非正規とも一層深刻なものになると予想されます。
 連合千葉はこのことをしっかりと認識し、まずはアドバイザーの皆さんの協力を得て労働福祉団体や昨年設立されたライフサポートセンターなど連合の持つ総合的な力・ネットワークを駆使し、労働そして生活相談体制の強化をはかり対応したいと思います。
その上で、すでに昨年末県や労働局の呼びかけで設置された「緊急雇用対策本部」を中心に行政そして経営者協会をはじめとした経済団体との連携を取りながらの実効ある対策により、「失業者をださない、企業を倒産させない」を合い言葉に、ひとりでも多くの労働者の雇用・生活を確保できるよう力を尽くしたいと思います。
 連合はこの間「格差社会の是正」を強く求めた取り組みを進めてきましたが、この格差は「効率と競争最優先」の価値観に基づく政策展開により拡大してものですあり、新自由主義、市場原理主義という考えによるものです。今、この新自由主義、市場原理主義が暴走し、金融システムを機能不全に陥れ、世界を同時不況の奈落の底に落としたのです。
まさに、今経済・社会にはパラダイムの転換が求められています。
 連合はこの間「労働を中心とした福祉型社会」「公平・公正・連帯の、協力・支え合う社会」ということを訴えて参りました。また、株主優先でなく、企業に関わる従業員・地域・取引先など全てのステークホルダーとの連携の重要性を主張して来ました。
そして、その根底に置いたのは「働くこと=労働」を最重要の価値とする理念であり、また「労使協議、雇用確保、公正な分配」を柱とする生産性三原則にほかなりません。
まさに、これらの連合の主張をこれからの日本の社会創りの基調に置いたパラダイムの転換を進めて行かなくてはなりませんし、これを牽引していく一翼を労働組合・連合が担わなくてはなりません。
 そして、新しい理念による新しい政策の実施には、政権交代が不可欠です。昨年秋以降、解散・解散と言われながら年を越してしまいました。国民の閉塞感は限界に達しようとしています。この国民のマグマを結集し、民意を問わずに居座る麻生政権にNOをつきつけようではありませんか。連合千葉推薦の13選挙区の民主党候補者全員の公認も昨年末までに出そろいました。連合千葉は、構成組織・地域協議会・関係諸団体の皆さんと政権交代実現ために全力を尽くしたいと思います。
 また、本年3月には知事選挙もあります。連合千葉は、堂本知事誕生からの8年間を、分権・自治と言われる時代に県民参加の新しい県政の扉を開いたことなどを評価した上で合わせて今時知事選挙が@政権交代選挙に連動する政治状況であること、A時代がパラダイムの転換期であること、などの点を考慮しつつ結論を出して参りたいと言うことだけを本日は申し上げます。
 最後に、連合千葉は本年秋、結成20年を迎えます。諸先輩の永々の取り組みを礎にして、この困難な時代に正面から立ち向かい、連合が「いつも働く者の希望である」ことができるように、私たちは全力を尽くしていくことを表明し、新年の決意といたします。


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