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トップページ会長談話第12回連合千葉定期大会挨拶

第12回連合千葉定期大会挨拶(要旨)
連合千葉 会長 黒河 悟

黒河会長 この記念すべき大会を、連合悲願の「政権交代」を実現して迎えることができた。
 民主党を中心とした鳩山政権が発足して1か月が過ぎたが、総理や各省大臣の発言や行動で「やはり政権が交代した」という思い・実感を強く持つ。私たちは「政権交代に大きく係わってきた責任」を自覚し、政策の実現に向け政権を応援していきたい。
 そのためにも、民主党を中心とした連立政権がしっかりとした基盤を固めて、政策実現の仕事を着実に実行してもらうために、来年7月の参議院選挙と再来年4月の統一地方選挙の意味はこれまで以上に重要である。参議院選挙では、各産別が擁立する比例区候補者の全員当選と前回から3人区になった千葉選挙区での2名当選は至上命題であり、全力を尽くしたい。また、民主党や政権の基盤強化のためにも次期統一地方選挙で、組織内議員の増を含め地方議員の拡大を図りたい。
 政策に関連しては、直近に前原国交大臣の「羽田空港のハブ空港化」発言が千葉県内に大きな波紋を呼んだが、連合千葉としては、「成田空港の歴史的経過と地元・関係者のこれまでの努力」を踏まえ、「空港機能やアクセスの整備」を着実に実現するなどこれまで同様関係団体等と協力し実現していく。しかし、このような問題が起きてくる現実から目をそらしてはいけないのも事実であり、私たちも空港問題の議論を今後一層深めたい。
 新政権の政策の実行について言えば、まずは「雇用対策」である。史上最悪の失業率、そして有効求人倍率。しかも、雇調金の適用者は250万人を超えている。まさに待ったなしの課題である。私たちも中央・地方での取り組みを強化したい。連合千葉としても「労働相談」そして、ライフサポートセンターと協力しての「生活相談」を強化するとともに、行政との可能な連携なども模索し対応をしていく。
 今後の連合運動を進める視点についてふたつ述べたい。
 その第1は連合が目指す社会についてだが、市場原理主義からパラダイムシフトし、「社会的公正や安全・安心、多くのステークホルダーとの共存、厚みのある中間層の復活、連帯と支え合い」の社会である。今、世界でも「ディーセントワーク=人間らしい労働」が掲げられ、本年のILO総会では「グローバル・ジョブズ・パクト=仕事に関する世界協定」が採択されるなど大きな潮流となっている。まさにこれまでも連合が掲げてきた「労働を中心とした福祉型社会」の実現を次の連合20年の最大の目標にしていきたい。
 ふたつ目は、あらためて連合が、働くすべての労働者を代表するセンターであるとの自覚を高め、社会からの期待に応えられる存在であり続けることである。職場や地域で「振り返ればそこにある」「いつでも頼りにされる」組織でありたい。引き続き「組織拡大」を最大の課題として成田空港で働く人の組織化など新たな課題にも取り組みたい。
 最後に、20年前、私たちの先輩は、幾多の障碍や苦労を乗り越えて「連合」を自らの手で作りあげた。連合を我がものとしてこれからの活動を進めていくことが大切である。
「私たちは連合です」という当事者意識を持って連合運動を進めていくことを訴えたい。 


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