連合千葉第20回地方委員会の開催にあたりご挨拶を申し上げます。
この間、東日本大震災に関連した取り組みや4月の統一地方選挙、また春季生活闘争とそれぞれの課題にご奮闘・ご協力頂きましたことに感謝申し上げます。
まず、東日本大震災に関して、千葉県中央メーデー以降の活動の幾つかについてご報告します。連合本部の要請による東北3県へのボランティア派遣は関東ブロックと連携し今日まで継続して副事務局長や災害ボランティアチームの皆さんに協力頂いて参りました。7月に入り、現在9月末までの新たな派遣への対応については各組織にも要請をしておりますが、引き続きの協力をよろしくお願い申し上げます。
また、カンパ・義援金活動は連合千葉に直接集約されましたカンパは6月末現在約370万円で、本部の方に寄託しております。その他、皆さまに協力いただきました救援物資の対応や風評被害対策の一環としての千葉県産農産物の使用についても構成組織や地域協議会の協力を頂いております。それぞれの取り組みについて感謝申し上げるとともに、今後も継続することが求められており、皆さまのご理解・ご協力を今一度お願いします。
次に統一地方選挙についてです。今回の統一地方選挙は、大震災により難しい選挙戦ではありましたが、目標に掲げた組織内候補の全員当選について、県議会議員は2名が残念な結果となりましたが、市議・町議については全員当選を果たすことができました。また、全体で見ますと、連合千葉の政策活動に直接関係する県議会議員は、当初の目標とした推薦県議30人当選の実現は次回へと持ち越すことになりました。組織内候補者のさらなる擁立の課題とともに、皆さん方とこの目標を胸に刻んで次に臨みたいと思います。今後は推薦し当選した議員さんに対して、連合への理解、とりわけ私たちの掲げる「政策制度要求」への理解促進の取り組みを強めていくことが大切であり、4年後の統一地方選挙にしっかりと繋がるようにして参りたいと思います。
さて、本日の地方委員会の議題である「地域協議会改革」について申し上げます。昨年の第19回地方委員会以降、今一度地域協議会や構成組織の理解が深まるよう手だてを取って参りました。新しいことの実施であり、おそらくこれで十分と言うことはないでしょう。しかし、取り組みの積み重ねにより着実に理解は深まっているもと思います。
本地方委員会では、地域協議会の最終形態とその下に置かれる地区組織を確定しますが、 地方委員会参加の皆さんには、今回の地域協議会改革が、連合千葉のみならず、連合全体の改革であり、「全ての働く者の拠り所となること」、「地域に根ざした顔の見える運動」の実践であることをしっかりと押さえていただき、20年に亘るこれまでの地域協議会活動を財産としながら、さらなる飛躍を図っていくという「目標」を共有化していただきたいと思います。そして、この地域協議会・地区連絡会を支え、地域の労働運動を発展させるのは、何よりも構成組織の力です。構成組織の皆さんには、本日の地方委員会以降、地協や地区連への地域の単組や支部・分会の登録や役員の派遣をはじめ、また新地協発足後の行動・行事への参加など、より積極的な対応・支援をお願いする次第です。 本日は、極めて大切な地方委員会です。地域協議会改革の理解が一層深まり、秋からの出発に向け一歩踏み出すことになりますようお願いをし、挨拶といたします。 |