連合千葉
トップページ
新着ニュース
連合千葉の紹介
地域協議会
労働相談
リンク
トップページ会長談話連合千葉第22回地方委員会挨拶

連合千葉「第22回地方委員会」会長挨拶(要旨)
2014.10.24
連合千葉 会長 鈴木 光
連合千葉 会長 黒河 悟

 連合千葉第22回地方委員会にご参集いただいた地方委員の皆さん大変ご苦労様です。委員会開催にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

本日は、公私ともご多忙にも関わらず、連合本部寺田弘総合企画局総合企画局長にご出席を頂き御礼を申し上げます。
 まず、今年は異常とも云える自然災害が多発した年となりました。
 9月27日の御嶽山の噴火によって犠牲になられた方々、未だ行方不明の方々のご冥福をお祈りいたします。 また、8月の豪雨被害に伴う広島土砂崩れ災害では、連合組合員の仲間とその家族も犠牲になり、心よりご冥福をお祈りするとともに、各地で被災された皆さまにお見舞い申し上げますとともに一日も早い生活再建をお祈りいたします。
 更に今年は「東日本大震災」から、早、三年7か月が経過しました。
 しかし、未だに本格的な復興・再生には程遠く、被災地・被災者の苦難は続いております。
 私たちは決して震災を風化させず、継続した支援の活動を連合本部や連合関東ブロックと連携して進めていくことを改めて誓い合いたいと思います。

 さて、本地方委員会は、昨年の第14回定期大会で確認した2年間の運動方針を踏まえ、この1年間の総括と向こう1年間の活動方針を決定・確認することが主要議題であります。
 私たち連合は、1989年(平成元年)に結成されてから今年で25年という節目の年を迎えました。
私たちは、今一度、連合結成の原点を一人ひとりが自覚し、「すべての働く人・生活者の拠り所となる」力強い労働運動を職場・地域から再生させるとともに、希望を持って安心して暮らせる社会の実現に向けた決意を新たにすることが大切であると考えます。
 私たち連合千葉は、昨年10月に開催した第14回定期大会で、@1000万連合方針を踏まえた、連合千葉「20万組織」に向けた「仲間づくり」、A第3次男女平等推進計画の始動、B労働者自主福祉運動との連携の強化、の3つの柱を基本に運動方針を確立してまいりました。
 また、職場第一線においては、雇用形態の多様化に伴い、パート・有期契約社員、派遣社員が4割以上に及んでいる現状を捉え、仲間づくりとして更なる組織化・組織拡大を極めて重要な取り組みとして位置づけ、加盟リストの精査を踏まえ、2020年までに1000万連合達成に向けた「20万連合千葉」という目標に果敢に挑戦していきたいと考えます。
 とりわけ、2014春季生活闘争は、労働組合の社会的責任が大きく問われる闘いでありました。格差是正と暮らしの底上げのために、構成組織は月例賃金に拘る取り組みにより、一定の成果と前進があったものと考えます。明春闘に向けて、非正規の皆さんの処遇改善や男女間格差の是正など、「働く人への投資」を基本に労働組合の存在価値を更に高めながら労働条件の改善を進めつつ、日々懸命に頑張っている職場組合員の頑張りと期待に応えるため、連合方針を踏まえ今年以上の取り組みを展開して頂きたいと考えます。
 次に、喫緊の重要課題である「労働者保護ルール改悪阻止」の取り組みは、私たち働くものを守る重要な法律について、大きな見直しが行われようとしています。安倍政権は、成長戦略の名のもとに、労働者保護ルールの改悪を推し進め、働く者の雇用と暮しを脅かそうとしていますが、雇用環境の地域間格差の拡大を助長することにつながりかねないことは明らかであります。
地域社会は、地域住民、勤労者の生活の基盤であり、高齢社会が進行する中にあっても「働くことを軸とする安心社会」を実現し、持続可能な経済社会を構築するためには、地方分権とナショナルミニマムの確保、地域産業の活性化と地域雇用・労働条件の維持・改善など、地方議会における諸政策・制度の実現がますます求められているわけであります。
 連合は今年5月に「STOP THE 格差社会!暮しの底上げ実現」第2弾のキャンペーンを展開し、労働者派遣法改正案を廃案にすることができました。
 第3弾のキャンペーンは11月末187臨時国会会期末を視野に全国で展開しており、これからが本当の正念場であります。
連合千葉は、11月18日から20日の3日間行動を展開し、12月5日の全国統一集会を目途に改悪阻止の決着と価値ある成果を期待するものであります。
 最後に、第18回統一地方選挙についてであります。
 後ほど、必勝決議の提案を予定していますが、我々が求める民意が適正に反映され、健全な議会制民主主義が機能する政治の確立は重要な課題であり、中間地方選挙・統一地方選挙を含めて、国政選挙にすべて繋がるわけであり、現状の政治情勢を変革するための重要な選挙であります。
明春の統一地方選に向けて、候補者の周知・徹底、投票の呼びかけなど政治活動の強化と組織の連携強化を要請するものであります。

 今年も、連合千葉に結集する仲間を取り巻く情勢・環境は、依然として厳しい変革の波が続くものと想定されますが、労働組合が社会から期待され、共感を得る運動を追及・具体化していくためには、私たちがめざす「働くことを軸とする安心社会」を実現することであり、連合に結集する仲間の皆さんとともに組織された労働組合の運動的使命・役割を果たしていくことが大切であります。
これからも各構成組織の全役員が様々な課題に更に一歩踏み込んで組合員と一体感を高め、社会的に価値ある活動を進めることが重要であります。
 直面する労働者保護ルール改悪阻止第3弾キャンペーン行動、明春の第18回統一地方選挙、2015春季生活闘争や組織拡大をはじめとした様々な課題について、連合千葉は皆さんと力を合わせ、全力を挙げて頑張り抜く決意を申し上げ、連合千葉を代表しての挨拶とします。



ページ最上部へ

  Copyright(C) 2007 RENGO CHIBA / All Rights Reserved.