【 2007春季生活闘争 】 県・労働局・経営者団体などへの要請行動を展開！

連合千葉では、中小・地場労組の闘争支援として、千葉県・千葉労働局・千葉県経営者協会・千葉県商工会議所連合会・千葉県中小企業団体中央会に面談を求め、労働者を取り巻く情勢認識や１５項目にわたる要請趣旨について意見交換を行い、現在、取り組んでいる２００７春季生活闘争の早期円満解決に向けた行動を展開しました。

「要請事項（要旨）」

１． 雇用の維持・安定について
（１）	人材醸成のための企業内教育システムの構築と、その実行に難しさのある中小・零細企業に勤める労働者に対する自己研鑽・能力開発の機会の提供支援を求める
（２）	働く者の健康やワークライフバランスに配慮した総実労働時間の短縮を求める
（３）	非正規労働者の中で、正社員を希望する者や正社員と実質的に異ならない働き方をしている者に対する正社員化への転換と、偽装請負などのような法に抵触する雇用形態の根絶と再発防止を求める

２． 労働条件の格差是正について
（１）	企業内最低賃金の協定化を求める
（２）	公正な企業間取引を確保するため、ＣＳＲの確立に向けた企業の行動規範づくりの推進を求める
（３）	パート労働者の時給引き上げや正社員とバランスのとれた均等待遇など、非正規労働者の労働条件の改善を求める

３． 労働法制の遵守について
（１）	「改正男女雇用機会均等法」の周知と実践を求める
（２）	仕事と生活の両立支援策が実行しやすい職場風土づくりを求める
（３）	従業員 300 人以下の事業所に対する「次世代育成支援対策推進法に伴う行動計画」の策定と実効に向けた自主努力を求める
（４）	不払い残業の撲滅と「労働時間等設定改善法」の早期導入を求める
（５）	派遣労働者の受け入れにあたっては、労働保険や社会保険の加入状況の確認を求める

４． 技術・技能の伝承および人材育成について
（１）	技術・技能の伝承や若年労働者の人材育成への積極的な努力を求める
（２）	高齢者が持つ固有技術を財産と捉えた人材活用を求める

５． 働く環境改善について
（１）	メンタルヘルス対策の充実を求める
（２）	働く者の安全と健康の確保に向けた取り組みの強化を求める