連合千葉・千葉県教職員組合共催の「教育フォーラムちば2008」を 2008年2月2日(土)13時より、千葉県教育会館・大ホールにおいて、後援団体からの参加者も含め350名の参加を得て開催しました。
この教育フォーラムちば2008は、「子どもたちの健やかな成長のために大人が果たすべき役割について県民が考える機会とするとともに、県下に発信する場とする」事を目的として毎年実施しており今回で10回目となりました。
開会行事に続き、「子どもたちの健やかな成長のために −子どもたちへのかかわりを通して考える−」をテーマに、保護者、教職員、地域の三者6名から、子どもたちを通して感じていること等の問題提起、そして、子どもたちのとのかかわりで心がけていることや対策についての意見交換が行われました。話し合われた内容の一つとして、子どもたちとのコミュニケーションの不足があり、子どもたちにかかわる時間を家庭、地域でどう作っていくかが大切であること、そのためには、働き方の見直しや、ワークライフバランスが大切であることがそれぞれの立場から話し合われました。
続いて行われた、講演会では、講師としてテレビ等でおなじみのジャーナリスト 江川紹子先生より、「子どもたちの健やかな成長のために −子どもたちへのかかわりを通して考える−」をテーマに講演を頂きました。江川先生は、皆さんもご存じのように、ジャーナリストとしてオウム真理教事件に様々な角度から関わった経験をお持ちであり、また、最近は大学での講義を行うなど、様々な経験をお持ちです。これらの経験をもとに、現代の若者、子どもたちとのかかわわりを通して感じたことをお話し頂きました。その中で、現代の若者、子どもたちは、メールに頼るなど口頭でのコミュニケーションが苦手になっていること、難しい話や長い話を聞けなくなっていることなどを話されました。今後、若者や子どもたちはいろいろな情報とどうつきあっていけばよいのか、家庭や地域がどう関わっていけばよいのか、コミュニケーションの大切さについて、物事に対して単純な見方だけでなく時には複雑に考えたり難しく考えることが大切なこと、などをお話しいただきました。とても興味深い内容が盛りだくさんの有意義な講演となりました。 |