2012年2月4日(土)、『教育フォーラムちば2012』が千葉県教育会館において、連合千葉および千葉県教職員組合の構成員を中心に約420人の参加者を得て、盛会に開催されました。
東日本大震災の映像の上映、作文(被災地の高校生)の朗読に続き、3人の報告者(地域・教職員代表)による報告会を行いました。報告者からは、県内における教育現場の被災実態とボランティア活動の状況について報告がされ、避難所となった学校で働いた教職員の話や、1年近く経過しても復興は進まない中で支援し続けているボランティアの話は、多くの参加者の心を打つ内容でありました。
その後、同志社大学で福祉防災学を専門とされている「立木 茂雄」教授を講師に、「防災と市民力〜災害時における公共私の協働に〜」と題して講演会を行いました。阪神大震災の調査研究をもとに、災害時の支援のあり方や5年・10年後の復興状況の推移からわかること等、防災意識や活動について詳しく教えていただきました。また、人と人とのつながりや、よりよく生きるためにやっていることが、実は防災であり、安全・安心につながることなど、日頃の生活や人とのかかわり方を見直すきっかけをいただいた講演でした。
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