２０１８年７月３０日（月）１０時より千葉県庁において、千葉県退職者連合（以降、千退連）の三役が「地域公共交通充実に関する要請」を実施しました。要請行動には、連合千葉議員団の会長である天野県議（千葉市稲毛区選出）ならび幹事長の網中県議（千葉市中央区選出）も同席してくれました。千葉県からは、今泉総合企画部長、三林交通計画課長の出席がありました。
　例年、千退連として行っている千葉県への要請行動ですが、本年度は交通政策に特化しての実施となりました。マスコミなどで高齢者の免許返納が大きく取り上げられる中、都市部以外で生活している者にとって、車が運転できなくなることは、生活の基盤を奪われるのに等しいことと言えます。誰もが、どこに住んでいても、安心して生活できる交通政策を強く求めてきました。
　また、参加者からは先の国会で成立したIR法案に関して「高齢者が頑張って貯めてきたわずかな貯蓄をターゲットにしているようなものであり受け入れがたい。千葉県にカジノが建設されることがないように取り組んで貰いたい」との発言もありました。
　今泉部長からは「皆さんから頂いたご意見は真摯に受け止めさせていただく。限られた予算の中、どうしても優先順位は出来てしまうが、県内の各自治体と連携して、地域交通の充実に努めたい。IR法案に関しては、すでに全国のいくつかの自治体が手を上げているようだが、千葉県や政令市の千葉市を含む県内市町村は慎重な態度にあるように聞く。十分な議論と、地域住民の皆さまの理解が必要だと考える」とありました。