2019年2月16日(土)『教育フォーラムちば2019』が、千葉県教育会館において、連合千葉ならびに千葉県教職員組合・千葉市教職員組合の構成員を中心に約400名の参加者のもと開催されました。
今年度は「虐待」がテーマでした。2018年3月に東京都目黒区で虐待を受けて亡くなった5歳女児の残した「反省文」は、あまりにも痛ましく、政府は虐待防止の緊急対策を決定しました。そのような中、2019年1月には野田市で10歳の児童が亡くなりました。
フォーラムでは、千葉県健康福祉部 児童家庭科 虐待防止対策室より「千葉県における児童福祉の現状について」との報告がありました。特に「連絡をくれた方の秘密は完全に守りますので、おかしいなと感じたら迷わずに連絡をいただきたい」とのことでした。
千葉県子ども・家庭110番043−252−1152(24時間365日対応)
また、第2部の講演会には、「平成のKOキング」「和製デュラン」とも呼ばれた元プロボクサーで東洋太平洋ライト級王座だった坂本博之さんから「つなげ命 止めろ虐待」との講演を受けました。坂本さんは、幼少期に親族から虐待を受け、児童福祉施設に入所。今なお、全国の児童福祉施設を訪問し、子どもたちとの交流を行っています。講演では、子どもたちにとって、(親に限らず)大人たちからの愛情がいかに必要であり大切かを、ご自身の経験も含め丁寧に話をしてくれました(翌日の読売新聞の千葉面にも掲載)。
今フォーラムが「少しでも虐待防止に向けた社会発信につながれば・・・」と思います。 |