連合千葉中小労働対策委員会では、12月6日(土)9時より京成電鉄労働組合会議室において、山口不二夫氏(明治大学大学院教授)を講師に招き「経営分析講座」を開催しました。
「経営分析講座」は、春季生活闘争における交渉力強化を目的に、毎年1回開催しており、本年度は24人の組合員(5産別10人、6地協14人)が参加しました。講座は、「企業分析とは何か」という初歩的な部分からスタートし、経営分析の目的や財務諸表の見方などについて講義を受け、午後からは経営分析学習のためのシミュレーションゲームを行いました。
シミュレーションゲームでは、4グループに分けてそれぞれが宝飾時計店の経営者になり、家賃や時計の販売価格、従業員数などを設定し、損益計算書を作成してどれだけの利益がでるのか、どうしたら利益がでるのかなどについて電卓を使用しながら学習をしました。これは、「企業戦略の立て方など企業の動態的な活動を理解し、労働組合の立場から財務資料を読み解き、経営対策活動に役立てる」ことが目的で、参加者からは、「財務諸表を見るきっかけができた」「ゲームを取り入れてくれてよかった」「定期的な開催をお願いしたい」などの声が聞かれました。
講座の最後にゲームの講評を受け、講師と経済情勢や今後の見通し、労働組合としての対応策などについて意見交換を行い終了しました。 |