連合千葉

資料

会長挨拶・談話

2024/01/11 2024新春のつどい 会長挨拶
 

 連合千葉に集う組合員、ご家族のみなさま、また、日頃より連合千葉の運動にご理解とご協力をいただいております関係団体のみなさま、そして、全ての働くみなさま、本年もよろしくお願いいたします。
 元日に能登半島を中心とした非常に大きな地震が発生しました。
多くの尊い命が犠牲となっているばかりか、揺れや津波による家屋の損壊や道路、水道、電気など甚大な被害状況が明らかになっています。また翌日には羽田空港で支援物資を運ぶ海上保安庁の航空機と旅客機が滑走路上で
衝突するという痛ましい事故が起こりました。犠牲になられた方々、被災された方々に謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げます。一刻も早い被災地の復旧・復興と、事故の原因究明、二度とこのような痛ましい事故が起きないことが望まれます。連合では令和6年能登半島地震に際し、対策本部を設置しカンパや政府・政党などへ要請行動などを行うこととしています。被災されたみなさまに思いを馳せ、共助の精神で取り組んでいきたいと思いますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
 昨年の春季生活闘争では、全体的には30年ぶりとなる高水準の賃上げとなりましたが、相次ぐ物価高によって、その恩恵を感じられない状況が続いています。また企業規模間・雇用形態間の格差が広がってしまったという見方もあります。真の日本経済の好循環には、物価上昇を上回る賃上げ、賃上げを原動力とした社会構造の転換が必要不可欠です。今次春闘は、持続的な賃上げが可能となる経済社会のステージ転換を図る上で、サプライチェーンにおける労務費を含めた価格転嫁、賃金も物価も安定的に上昇していくことが容認できる仕組みづくりが鍵となります。連合千葉では地域協議会の協力のもと、各地で世論喚起に向けた運動を展開いたします。単に自分たちの処遇改善に留まらず、オール千葉で共感が得られる取り組みとしたいと思っておりますので、格段のご理解とご協力をお願いいたします。
 国政では、物価高対策や賃上げに資する政策論議がされていますが、国民目線で実効性が伴うものになるのかは引き続き注視が必要です。連合千葉では、推薦首長・各級議員のみなさまと引き続きの連携のもと、働く者・生活者がどのような境遇に置かれているのか、更には中小・小規模事業者のみなさまの状況なども共有し、政策的なアプローチを行っていく所存です。今、非常に残念なのは、政治とカネの問題で政治自体に信頼を失ってしまっていることです。厳しい国民生活に寄り添うといくら言っても、このような事が横行していることからすれば、全く説得力が無いと思います。今年は、衆議院選挙が執行されることになると思います。また県内では多くの地方自治体選挙が執行されます。政治に対する「諦め」ではなく「投票によって意思表示をしていく」ことが重要であるということを訴えていきたいと思っています。
 多くの犠牲を生んだウクライナ、パレスチナ情勢は未だ停戦・収束が見通せず、憂慮する事態が続いています。平和を願う取り組み、防災・減災・共助の取り組み、多様化する働き方や社会に呼応する対応など、求められるニーズは日々変化していると言っても過言ではありません。連合が追及する安心して働き続け暮らしていける社会の実現にはあらゆる方面で取り組むべき課題が山積していますが、連帯・共感を念頭に、いかなる困難もオール千葉で、その一翼を担う働く者の代表的な立場として、連合千葉があることを常に意識し取り組んでまいります。
 連合千葉に集うすべての働く者と生活者が新たなステージに向け飛躍の年になることをご祈念申し上げ、2024年の年頭の挨拶といたします。
 ともに頑張りましょう!

以 上

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